最寄りの家畜保健所に相談すれば、家保つきの産業医の方を紹介してくれます ただ、その獣医の方が遠方であったりしますと、なにかあった場合、手配やかけつけに時間を要することがあります
ヤギの病理は、同じ反芻動物の牛が参考になります 近くの牛飼いさんに、かかりつけの獣医を紹介してもらう手があります 私は、隣町の動物病院の獣医の方がヤギを診ることもできるので、その方にお願いしています また、その方から出張専門の獣医の方を紹介いただき、主にはその方にかかりつけ診察を願いしております
ご近所にヤギ飼いさんの経験をうかがうことも参考になります 市井に継がれる知恵や工夫には、本などでは得られないものがあります ただ、病気に関しては、専門家に委ねて治療のタイミングを逸しないことが大事です
まずは丁寧な飼い方を心がけてください。
衛生と栄養と運動
これらを怠って、ヤギが不調をきたす、なにか様子が変だと思いながら、しばらく放っておく、いよいよとなって慌てて獣医さんを探す、手遅れになる、ということが非常に多い気がします
ヤギは粗食に耐えて丈夫な動物と言われていますが、だから粗末に飼っても良いんだということにはなりません 我慢強くて躯の変調をなかなか表現してくれません 観察とコミュニケーションがとても大事です
私の場合、常備薬は、そのようにかかりつけの獣医がいるので、多くは用意していません 乳房炎などの治療薬も一時期は持っておりましたが、そもそも一度もかかったこともなく、更新していません 捻挫などした場合の消炎剤・カンメルパスタも効用が薄らいでいくので、人間用の湿布薬で代替すれば良いと思います
駆虫剤:エプリネックス・トピカル、レバミゾール
消毒薬:動物用赤チン
胃腸薬:ビオスリー(ボビノン)
それに伸縮の包帯は常備しています 獣医の方経由で取り寄せています
衛生や栄養をきちんと管理し、適度な運動をさせ、駆虫などの予防をしていれば、めったに病気になりません 虚弱性のヤギはそうはいかないので、ヤギを求める際は血統などを良く確認し、壮健な個体を選んでください
日頃の観察があれば、ちょっとした異変にすぐ気づきます 軽微なものなら自力で回復します 診療で獣医に来ていただくことは年に一度あるかないか、という感じです 但し、状態によっては、一刻も早い処置が求められます その見極めは難しいので、そのためにも気軽に相談でき、すぐに駆けつけてくれる獣医の方をみつけください
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