反芻動物の栄養の要諦は「ルーメンの微生物を意識する」ことです。
つまり、粗飼料を中心にした食事の構成にすること。あとは極端に偏ったり、急に内容を変化させることを避けることが大事です。
つまり、
・配合飼料をたくさんあげる
・マメ科の植物や穀物、果樹などを消化の良いものを大量に与える
・干し草から生草にいっぺんに切り替える(その逆も)
・葉物などの野菜を大量にあげる
・空地の雑草を無作為に刈り取ってあげる(毒草が混ざる恐れ)
ことはやめましょう。
フンの状態は、消化が健やかかどうかのバロメーターです。緩んだり、水便状態になるのはなんらかの原因でお腹の具合が悪いときです。
ルーメンアシドーシスと言いますが、胃の中が酸性化し、微生物の動きが停滞している証拠なので、粗飼料中心の食事に戻してください。
重曹を溶いて飲ませたり、市販の正露丸やビオフェルミンを朝夕2回飲ませると殆ど治るそうです。一過性でなく続くようなら食事が原因ではなく、寄生虫やウィルスの感染が疑われます。獣医さんの診断を受け、駆虫薬や抗菌剤等を処方してもらう必要があります。
青草の季節になったからといって、乾草をやめ、一気に食事内容を変えてしまうとやはりお腹を壊します。1週間ほどかけて徐々に馴らしていくようにしましょう。
配合飼料は牛用のA飼料が基本です めん羊用とも表示された製品が入手できれば、それで間違いありません
ただ、地域によってはそういうものがない場合もありますので、その場合はヤギに与えてはいけない成分が添加されていないことを製造元に確認の上、ご使用ください
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