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農園リストランテ

408.(子育てと搾乳)母ヤギが暴れてミルクを搾らせてくれません

搾乳時のヤギの反応は、そのヤギがどれだけ人に馴致しているかによります 相当、懐いている場合でも乳房はデリケートなので、触られるのを嫌がるものです そこで、最初の一週間ほどは「格闘」の気構えで臨みます
保定しても、ヤギは嫌がって暴れます ジタバタした足がバケツに入ったりもします それでも抑え込むようにして搾乳します この間、ミルクは使いものになりません
そうこうと一週間もするとヤギは搾られることに慣れてきます 乳房の張れはなくなるし、搾乳が終われば食事にありつける、そういうことを覚えます 私とヤギとは人工哺乳のように懐いてるわけでありませんが、信頼関係はできています ですから、足をあげてバケツに突っ込むような場合は叱りつけます やがて決して足をあげることをしなくなります
ヤギは搾乳される際、数分間、オキシトシンという幸せホルモンを分泌し、それが泌乳を促進する、と言われています そういう意味でいつも叱りつけるのは望ましくありません 叱ることと怒ることの使い分けを飼い主が求められる、ということでしょうか
足を縛って搾乳する方もいらっしゃいますが、躾次第でその必要がなくなります ただ虫などが飛んできて、反射的に足をあげるのはその限りでありません 反射行動なので、そういうときに叱ったりしてはいけません
賢い動物なので一度覚えたことは忘れません この格闘も初産のときだけで、2年目以降は素直に搾らせてくれます 搾乳の順番を決めれば、その順番どおりに並びます ここまでくればしめたもんです
暴れてミルクを搾らせてくれないからと諦めないで、ヤギと対峙してみてください
もし人から触られることも嫌がるヤギであれば、触られ慣れから始めると良いでしょう

<良くできました>

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