できます 冷凍の容器や仕方に工夫してください
ミルクの冷凍には「分離」の問題があります 分離は、「水分」と「脂肪分」の氷点が異なるため、冷凍時に起こってしまう現象です 融点も異なるため、解凍の仕方次第でその度合いが強くなります ゆっくり冷凍し、ゆっくり解凍するほど、分離が進みます。
ヤギ乳は、牛乳に比較すると脂肪球が1/6と小さいため、牛乳ほどの影響はでませんが、いずれ分離は生じます 分離が起こると、飲み口にざらつき感があり、風味がなくなってしまいます
この分離を最小限に抑えるためには、容器を小さなものとして素早く冷凍することです ZIPLOCに薄い板状にして冷凍し、使用のときはそれをペキペキ割って必要な分だけ解凍するやり方があります ペット用に販売しているものは衛生管理上、180mlのPEボトルにしています 私は力の強い業務用の冷凍庫を利用していますが、これ以上に大きな容器ですと、急速な冷凍が効かないので分離が起きます
解凍は、冷蔵庫による自然解凍でも、冷水(氷水)による解凍でも大丈夫です
※常温による解凍は衛生管理上、行わないでください 冷水解凍の場合は、大きめのボールに冷水は張り、冷凍ミルクを容器ごと沈めるようにして解凍ください
黄ばみが気になるという方がいますが、冷凍した際に黄ばんでみえるのは正常です 解凍すると戻ります 黄ばみは脂肪の色です 通常は、脂肪球が水の中に漂っている(コロイド状)ので、光を乱反射して真っ白に見えます 冷凍すると固まりになってしまうため、乳脂肪本来の色が出てしまうのです ご安心ください
冷凍したミルクは、冷蔵モノに比べると風味は若干落ちますが、3ヶ月は十分保存可能です 加工する場合は1年くらいは大丈夫なようです
なお、ヤギミルク100mlあたりのエネルギー量は71kcal(㈶畜産技術教会)で、牛乳とほぼ同等です
Copyright © 2016 Farmer's Ristorante herberry All Rights Reserved.