健康管理の章に入るにあたって申し上げます 「寄生虫」や「重大な疾病」の各項においてひとおおりの知識を披露しますが、私自身はこれらの疾病に見舞われたことがありません 偉そうな言い方に聞こえるかも知れませんし、単に運が良いだけなのかも知れませんが、もう10年以上も健常な状態を持続していますので、なんらかの「必然」があるのだと感じています
「衛生と栄養と運動」に気をつけ、「良く観察して」ください。
観察の基本としては「入るものと出るものが健全なら大丈夫」ということです
つまり、食欲があってフンの状態が良ければまず大丈夫です
あとは
・毛の艶や耳の垂れ、よだれ、目あかなどでしょんぼりした様子はないか
・機嫌良く反芻しているか
・鼻先が濡れているか
・触ってみて体温は正常か
・変に脱毛していないか
・歩き方や動作が変ではないか
といったところになります いつもとは様子が変だと気にかかることがあれば、獣医に相談するか、軽易そうなものなら記録して様子を見ましょう
観察とは、このようなチェックポイントをひとつひとつチェックしていくのではなく、なんとなく変だな、という勘が働くことが大切です あれ、なにか変だな、なんだろうという勘が最初にあって、じっくりひとつひとつを観察する、という感じです その結果で、少し様子をみよう、となったり、その場で獣医に電話することもあります
宮古島で獣医をされていた寺島杏奈さんが「ヤギの診療」という本を出版しています 実践的で分かり易く症状や病院、治療法、飼い主になにができるかということが書かれています 手にとってみてはいかがでしょうか
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