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農園リストランテ

05.ヤギを迎える準備

ヤギを飼い始めるには、ヤギ小屋などの物理的な準備が必要です。
ただ、経験のない最初の内から完璧なものはできません。年月をかけて段々と満足いくかたちになっていけば良いと構えてください。

私は、最初に6坪ほどのヤギ小屋を建てました。その状態で、2匹のヤギを迎えました。
当初は、リードでつなぎ飼いをしていましたが、自由に動き回れるようにしてあげたいと思い、ヤギ小屋の周りに25m四方の牧柵をめぐらせました。
やがて、ヤギ小屋に併設するかたちで干し草小屋を自作しました。始めの頃は、干し草を保管するだけで、必要な分はヤギ小屋に持ち込んで給餌していましたが、その後、改修し、首だけを突っ込んで、飽食できるようにしています。そのとき、ヤギが雨雪に濡れないよう前室を設けて屋根を張り出しました。
ついで、パドックに隣接する裏山にも50*20mの牧柵を巡らせ、採草用の放牧エリアにしました。
今でも毎年のように手を入れています。最初からやりたかったけれど、資金がなかったり、手が回らずに出来なかったこともあれば、飼養経験を積む内にああした方が良い、こうしたヵたが良い、という気づきも次々に出てきます。積み重ねて行けば良いのです。

2項で「知識や経験を積み重ね、歳も重なり、周りの環境も変化します。私とヤギの関係も、徐々に変わっていきます。ですから、その都度都度にチューニングしていく必要があるのです。」と書きました。私とヤギとの関係もそうですが、ヤギを飼うための物理的な環境にも、それは当てはまります。

これからヤギを飼おうと私の牧場に見学に来られた方はその施設などを見て「これだけの環境(施設)はとても作れないよ」と気が遠くなると云います。でも、コツコツと10年以上もかければ、どうにかなるものです。私は大きな資金をかけず、基本ひとりでやってきました。器用ではなく、大工仕事も得意ではありません。重機を扱うこともできません。そんな私でもどうにかやって来ることができました。どうぞ、ご安心ください。
注)ヤギ小屋は大工さんに建ててもらいました。牧柵の杭打ちはひとりでは無理なので、若い子をバイトにしてペアを組みました。ひとりですべて頑張らなくても大丈夫です。
大袈裟なことをしなくても飼い始めることができる。それもヤギの魅力のひとつです。

<新緑の頃>

<飼料入れなど>

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