毎春 仔ヤギが誕生します 大切に飼われる方にお譲りします ご連絡ください
ヤギは herberry の象徴であり
食循環の環境を生み出すためになくてはならないパートナーです
日本ザーネンという品種の白ヤギ数匹と
アルパイン系の黒ヤギが
のびのびと暮らしています
ヤギは 家畜として 古くから飼われてきました
丈夫で 粗食にも耐えることから 搾乳や食肉として 広く利用されてきました …もっと見る
昭和30年代には70万頭近いヤギが 日本全国で飼われていましたが
人々の生活が豊かになるにつれ 姿を消し
現在は2万前後と言われています
ヤギに求めるニーズは大きく変化しています
家畜としてよりも コンパニオンアニマルとしての需要が増えています
活発で 好奇心が強く 人なつっこいこの草食動物は
現代のス卜レス社会に 癒しを与える存在として ピッタリです
herberry では 除草や搾乳で活躍していますし
その糞を堆肥に利用しています
また お客さまを一緒にお迎えするホステスでもあります
herberryは「ヤギさんの店」と呼ばれているのです
レストランに併設した牧場で飼っていることから
衛生には 徹底して気を配っています
牧場臭が まったくありません
良く馴れているので 人を攻撃することは 決してありません
すべて除角していますので 角の先で怪我する心配もありません
どうぞ ヤギの魅力に触れてみてください …とじる
ヤギを追いかけまわしたり 脅かしたり 悪戯したりしないでください …もっと見る
ヤギが驚いたり 怖がったりすると 急に動き出して危険なことがあります
また お腹に赤ちゃんがいるヤギもいます
ヤギに紙などの異物を絶対に与えないでください
異物(ポリ袋、紙袋、ひもなど)を誤って食べてしまうと 胃から腸のどこかで詰まって病気になってしまいます
紙類の多くは 天然の植物繊維ではなく 有害物質を含む化学合成物質で消化されません
どうか お願いします
牧場内の草地は ヤギの大切な餌場です 汚したり荒らしたりしないでください
立ち入り禁止の所へは 危険ですので 決して入らないでください
また 伝染病予防の観点などから 次の方は入場をご遠慮いただいています
・その日のうちに他の農場などの畜産関係施設に立ち入った方
・過去1週間以内に海外から入国あるいは帰国された方
また 過去4ヶ月以内に 海外で使用した衣類や靴などは 持ち込むことはできません
ヤギと触れ合う前後には 必ず手指の洗浄を行っていただきます
厳しいようですが これは「家畜伝染病予防法」に定められた規則です
ご協力をお願いします …とじる
日本では生産量が少なく ほぼ流通していないので
口にしたことのある方は殆どいないと思いますが
ヤギのミルクには牛乳にない魅力があります …もっと見る
ヤギのミルクの脂肪球は牛乳の6分の1と小さく 消化しやすいのが大きな特徴です
そのために下痢や便秘になりにくいと言われています
また「αS1-カゼイン」という 牛乳アレルギーの原因となるたんぱく質が
人の母乳とヤギのミルクには含まれていません
「β-ラクトグロブリン」というタンパク質はヤギミルクにも存在するため
非アレルギー食材というわけではありませんが
ヤギミルクが牛乳よりもアレルギー性が低いことは間違いないようです
加工原料として見ますと 脂肪球が小さいヤギミルクは 遠心分離できず
クリームにするのが難しいため バター製造には不向きです
そのため ヨーロッパでは チーズやヨーグルトの原料として利用されます
herberryでも ミルクがたくさんとれる時期には リコッタチーズを自家製します
プリンは 好評ですし
ポタージュや ババロア ミルクシフォンになったり
石鹸にしたりします
鉄分の吸収率をあげるアラキドン酸が多く含まれることも 牛乳にはない特徴です
牧草を食べて育つ牛と違い 草以外の樹木の皮など さまざまな植物を餌にすることから
豊富な栄養を持つミルクが産まれるのです
ヤギのミルクは独特の風味があって敬遠される方もいらっしゃいますが
清潔な飼養環境と餌などの工夫によって
herberryのヤギたちのミルクはとてもマイルドで みなさん びっくりされます
なお 乾乳と申しますが 冬になると 次のお産に控えて搾乳を打ち止めします
ですから ミルクは 春 仔ヤギが離乳してから晩秋までの 限定でお出しすることになります
どうぞ お楽しみください …とじる
静かなヤギブームだそうです
ヤギを飼ってみたいというお問い合わせをたびたびいただきます …もっと見る
ヤギは粗食に耐え 丈夫で 比較的手間のかからない家畜です
それでも なんの準備も なんの知識もないままに飼い始めるのは
飼う方にも ヤギにも不幸なことです
実際 いったん里子になって出て行った仔ヤギが
しばらく経って戻ってきたり
事故で命を落としたという連絡をいただくことがあります
そこで「ヤギの居る暮らしを考えている方のためのヤギ飼い教室」を
不定期で開催しています
飼う目的や環境を 事前にうかがい
座学と実習を組み合わせて 朝からの1日コースで行います
日程は 都合の合う任意の月~木曜日になります
座学では ヤギ飼いにまつわることを理論的に あるいは経験則的にお話しします
実習では 日々の世話を初め そのときどきにできることを体験いただきます
ヤギ小屋や牧場の清掃 餌やり 水やり ブラッシング 削蹄 搾乳 などです
当園のヤギを里子にご希望で はじめてヤギを飼うという方には
原則 受講いただきます
畜産農家ではありませんし
獣医などの専門知識があるわけでもありません
これまで ヤギを飼い続け
工夫したことや 試してみたこと
その成功や失敗がたくさんあります
牛飼いさんに教えてもらったり
全国のヤギ飼い達から情報を得たり
自問自答したり 今も試行錯誤を続けています
そういう目線でやります
気をつけていることは
衛生
栄養
運動
そして
血統管理です
なによりも「観察」を大切にしています
飼う技術であれば ハウツー本もあります
しかし 本当に大事なことは そこに書かれていません
きちんと飼うことで
ヤギも 飼い主も その周囲の方や地域も そのみんなが良くなる
すこし大袈裟ですが そういうことです
講習費は無料
汚れても良い服装、タオルや軍手とお弁当をご持参ください
受講資格は ヤギという生き物にきちんと向き合おうとする方です
どうぞ ご相談ください
当園では 血統管理をきちんと行っております …もっと見る
くれぐれもご理解いただきたいのは
ブランド志向だからではないことです
イヌやネコの純血統種とヤギのそれとは意味合いが異なります
大切なことは
壮健で 体躯 体系 顔立ち あるいは気立てが温和な
泌乳能力の高いヤギたちを 後代に残していくことです
そのためには 適切な管理によって 優良な血統を継いでいくことが大事で
とくに 近親交配による劣性遺伝の発現は避けなければなりません
近親交配は 先天的な遺伝疾患や障がいにつながります
視認できるものでなくとも 虚弱などの有害な影響をもたらします
ヤギの飼養数の減少は 種オスの選択肢を奪っています
人工授精を組み合わせて 多様な遺伝子を入れているのはそのためです
これからヤギをお求めになる方は
両親や祖父母、曾祖父母までの家系を 是非 ご確認ください
ここまでで同じヤギが重ならないことが大事です
※専門的ですが これで 近交係数を5%以下におさえることができます
全国のヤギ仲間から 可愛がっているヤギが元気をなくしたり 病気にかかったりという
情報が しばしば寄せられます
飼い方や環境にもよりますが そもそもが弱い個体であることも多い気がします
血統管理を行うのは ブランド志向だからではありません
イヌやネコの世界では 特徴を守るがために緩やかに近親が進んでいる種もあり
丈夫で長生きするのは 雑種であると言われています
ヤギでの目的は 近親交配を避け 丈夫で健康なヤギに誕生してもらうためです
壮健で 優れたヤギたちが誇りです …とじる
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